- 「なんだかカラダがだるい、やる気も起きない」
- 「暴飲暴食もしてないないのに太ってしまう」
更年期はカラダの不調に加えて、見た目の変化も目立ち始める時期です。
代謝が低下することから、太りやすくなったり、エストロゲンの美容に関する作用もうけづらくなってくるため、肌老化も加速します。
そして、この時期の女性が特に気になり出すのが「女性の薄毛」です。
女性は、男性の様に頭頂部がツルツルになってしまう様なハゲや、額のあたりからMの字型に大きくハゲてしまうような事もありませんが、全体的な薄毛が気になり出します。
更年期の女性は、なぜ髪の毛が薄くなってしまうのでしょうか。
また、そんな女性の薄毛に「エクオールが良い」と言われるのはなぜなのでしょうか。
そこでこの記事では、が発毛のしくみやエクオールが及ぼす薄毛への効果などをご紹介します。
薄毛に悩んでいてエクオールの摂取を考えているなら参考にしてみてください。
正常なヘアサイクルをまずは知る
髪の毛は、つねに一定のヘアサイクルを繰り返しながら抜けては生え、そして伸びていきます。
やがて、寿命を迎えた髪の毛は抜け落ちていきますが、ヘアサイクルが正常であれば、次の新毛髪が生え、伸びていきます。
正常なヘアサイクル
- 成長期:毛穴から髪の毛が生え、5~7年ほどかけて伸びていきます。
- 退行期:髪の毛の成長が弱まり、2~3年ほどかけて徐々にその成長が止まっていきます。
- 休止期:髪の毛は生えているが、一切成長することはありません。(この時期に抜け毛が増えます)
これが正常なヘアサイクルです。
このサイクルを繰り返し、健康な髪の毛が保たれます。
ヘアサイクルが正常でないと細毛、抜け毛が増える
正常なヘアサイクルを繰り返していられれば、生える、伸びる、太くなる、抜けるを繰り返すことができ、特に毛髪に関しての悩みはないでしょう。
ところが、このサイクルが狂ってしまうことで、髪の毛が生えて伸びても、太くならずに退行期や休止期を向かえてしまったり、成長期や退行期の途中で髪の毛が抜けたりしてしまいます。。
そして、細毛、薄毛につながってしまいます。
毛母細胞の働きが発毛には重要
このヘアサイクルを正常に働かせ、健康的な毛髪を保つためには、毛母細胞という細胞が活発に働く必要があります。
ところが、この毛母細胞は加齢やストレスなど、様々なことが原因で働きが低下し、正常な発毛ができなくなってしまいます。
この毛母細胞を活発にさせる働きがあるのが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンです。
更年期には、このエストロゲンが減少してしまうために、薄毛の症状が目立つようになってしまいます。
エストロゲンは、女性の外見的な部分を良く保つために様々な働きをしてくれます。
そのため、このエストロゲンが減少してしまう更年期は、肥満や肌老化の他にも薄毛というもう一つの外見的な悩みを増やしてしまうことになります。
髪の毛の艶を保つのもエストロゲン
更年期の女性は薄毛もさることながら、今ある髪の毛の艶も失いがちです。
髪の毛に艶を与える働きのあるコラーゲンが減少してしまう更年期特有の現象でもあります。
そして、エストロゲンにはこのコラーゲンを増やしたり保ったりする効果があります。
加齢による卵巣機能の低下で、エストロゲンの分泌が減ってしまう更年期は髪の毛の艶やコシも減ってしまいます。
それ以外でも、更年期は様々な原因で髪の毛の健康が失われがちになってしまいます。
- 更年期特有の睡眠障害
- 更年期症状によるストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 自律神経の乱れ
- ホットフラッシュ
- 頭痛、肩こり
これらは、全て血行不良につながってしまいます。
血行不良は健康的な発毛の大敵となりますので、どうしても髪の毛の健康を保つことが困難になってしまいます。
血行不良による髪の栄養不足
健康的な髪の毛は、何によって保たれているかご存知ですか?
それは栄養です。
髪の毛もカラダと同様、栄養、酸素が行き渡ってこそ保たれています。
そして、この栄養、酸素は血液に乗って、毛母細胞に運ばれ、毛母細胞から髪の毛へと供給されます。
そのため、血行不良を起こしてしまうと、その供給がうまくなされません。
栄養が運ばれなくなってしまった髪の毛は、栄養不足となり細くなったり、パサパサになったり、抜けてしまったりとしてしまいます。
血行不良によるさらなるホルモンバランスの乱れ
上記にもあるように、髪の毛の艶やコシ、活発な毛母細胞を保つのはエストロゲンです。
更年期になり、このエストロゲンが減少することで薄毛へとつながってしまいます。
そして、血行不良はホルモンバランスを乱す原因となりますので、さらなるエストロゲンの減少につながり、発毛に悪い環境を作り出すことになってしまいます。
血行不良は、薄毛に限らず更年期の女性にとっては、他の症状も悪化させてしまうことにつながりますので、この時期の女性は冷えや筋肉の衰えを防ぎ血行不良にならないように、気を付ける必要があります。
女性の薄毛になぜエクオールがいいの?
更年期の女性が様々な症状に悩まされてしまうのは、エストロゲンが減少することで、エストロゲンと密接な関係にある自律神経のバランスが乱れてしまうからです。
また、女性の美や健康に多くの役割を担うエストロゲンの作用を受けることができなくなってしまう事も原因のひとつです。。
エストロゲンがもたらす美への作用
- 肌のハリや艶、潤いを保つ
- 健康的な爪を作り出す
- 代謝を上げる
- 骨を丈夫に保つ
- 健康的な発毛を促す
- 髪の毛の艶、コシを保つ
これだけの作用があります。
そのため、エストロゲンが減少してしまうことで、
- 肌老化
- 肥満
- 骨粗しょう症
- 薄毛
- 髪の毛のパサつき
これらの外見的な悩みが増えてしまいます。
エクオールがエストロゲンの変わりになる
エクオールは大豆イソフラボンの代謝物です。
大豆イソフラボンが更年期に良いと言われてきたのは、エストロゲンと似た働きをしてくれるからです。
ところが、大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという物質が腸内細菌によって、エクオールという物質に代謝されなければその意味はありません。
また、この代謝に必要な腸内細菌を持つ日本人女性は全体の約半数です。
そのため、大豆イソフラボンをいくら摂取しても、エクオールに代謝されない人がいます。
そのために、エストロゲンと似た作用を得ることができません。
そこで、生まれたのがエクオール自体をそのまま摂取できるエクオールサプリです。
これは、腸内細菌の有無に関わらずエクオールを体内に入れることができますので、高いエストロゲン様作用を発揮してくれます。
エクオールが体内で、エストロゲンの変わりとなって働いてくれるということです。
更年期の薄毛にも期待大
エクオールが体内でエストロゲンの変わりの役目を果たしてくれるのなら、エストロゲンの減少からくる薄毛にも効果を期待できます。
- エストロゲンが毛母細胞を活性かすること
- エストロゲンが髪の艶を保つコラーゲンを作り出してくれること
これらから考えると、エストロゲンとより近い働きをするエクオールは、更年期の薄毛はもちろん、肌老化や肥満の予防にも期待できる成分だと言えます。
更年期の女性は、ホットフラッシュや倦怠感、めまい、頭痛、気分の落ち込みの他にも外見的な変化が起こりやすくなります。
ただそれは、更年期ではなくただの老化だとあきらめてしまう人もいます。
ですが、実はそれはエストロゲンの減少による更年期症状のひとつでもあります。
そのため、エクオールを摂取することで肌老化や肥満、薄毛を防いだり改善したりすることもできます。
「単なる老化」とあきらめず、ぜひ、エクオールを試してみて、その老化を食い止めて改善してみてはいかがでしょうか。
まとめ
女性は男性のように、頭皮がツルツルになってしまうようなハゲかたはしないものの、女性の薄毛も印象を大きく変えてしまうものです。
防げることができるものなら、防ぎたいものです。
エクオールでエストロゲン様作用を得ながら、髪の毛に良いタンパク質や亜鉛などの栄養素も食事などから摂取して、健康的でボリュームのある髪の毛を目指しましょう。